雪の筍(読み)ゆきのたけのこ

精選版 日本国語大辞典 「雪の筍」の意味・読み・例文・類語

ゆき【雪】 の 筍(たけのこ・たかんな)

(中国二十四孝一人である呉の孟宗(もうそう)が、冬に母の望む筍を探して竹林にはいったが、得られないので悲しみ、天道に祈ったところ、その恵により筍が現われたという「呉志‐孫皓伝」の注に引かれる「楚国先賢伝」に見られる故事から) 得がたいこと。ありえないこと。また、非常な孝行のたとえに用いる。雪中の筍。〔俳諧・常盤屋の句合(1680)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android