雨降野村(読み)あめふりのむら

日本歴史地名大系 「雨降野村」の解説

雨降野村
あめふりのむら

[現在地名]豊郷町雨降野

犬上川のつくった扇状地縁辺八町はつちよう村の東にあり、すぐ南は愛知えち郡となる。慶長高辻帳に雨ふりの村とあり、高三九八石余。元禄八年大洞弁天寄進帳によれば男一一一・女一〇〇、寺社方男一。「木間攫」には九条くじよう野とよぶ広野があり、古代条里制の地割に由来するという。明治一一年(一八七六)の滋賀県への報告書(豊郷村史)には田二九町余・畑三町余・宅地二町余・林四町余、合計四二町余、人口三一六、牛二五と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android