精選版 日本国語大辞典 「縁辺」の意味・読み・例文・類語
えん‐ぺん【縁辺】
〘名〙
① 特定領域の周縁部。特に、国の周り。国境。
※寛斎先生遺稿(1821)三「口稜以二紫竹一、縁辺刻レ字」
③ ゆかりある人。縁続きの人。縁家。
※秋成本落窪(10C後)三「縁辺になりぬるこそ、頼もしけれ」
④ 夫婦の縁を結ぶこと。縁組。結婚。縁約。
※玉塵抄(1563)二四「前に韓業が所えいて縁辺をこうたぞ」
※古文真宝前集抄(1642)一「若し未だ縁辺なき人ならば、我が聟に取らん」
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