難波薔薇(読み)ナニワイバラ

デジタル大辞泉 「難波薔薇」の意味・読み・例文・類語

なにわ‐いばら〔なには‐〕【波薔薇】

バラ科蔓性つるせいの常緑低木。葉は卵形の3枚の小葉からなる複葉。夏、白い5弁花をつける。中国原産で、観賞用に栽培されるが、暖地では野生化。なにわばら

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精選版 日本国語大辞典 「難波薔薇」の意味・読み・例文・類語

なにわ‐いばら なには‥【難波薔薇】

〘名〙 バラ科のつる性常緑低木。台湾、中国中南部の原産で、古くに渡来し、観賞用に栽培されるが、四国、九州では野生化している。枝に細かいとげを散生する。葉は質厚く三出複葉。小葉は長さ二~四センチメートルの卵状楕円形で縁に鋭い鋸歯(きょし)がある。五~六月、枝端に白色で径五~八センチメートルの五弁花を開く。花は芳香が強く、萼筒には長いとげが密生する。淡紅色一重のハトヤなど多数の品種がある。漢名、金桜子。なにわばら。〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「難波薔薇」の解説

難波薔薇 (ナニワイバラ)

学名Rosa laevigata
植物。バラ科の常緑つる性低木,園芸植物,薬用植物

難波薔薇 (ナニワバラ)

植物。ツバキ科の常緑小高木,園芸植物。サザンカ別称

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