離苦得楽(読み)りくとくらく

精選版 日本国語大辞典 「離苦得楽」の意味・読み・例文・類語

りく‐とくらく【離苦得楽】

〘名〙 (「苦しみを離れて、楽しみを得る」の意) 仏語。涅槃(ねはん)、すなわち平安の境地に到達すること。また、浄土に往生すること。
※観智院本三宝絵(984)中「四百歳より以来幾の衆生か知因悟果離苦得楽尺尊の法力あやしきかな妙なるかな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android