雁代村(読み)がんじろむら

日本歴史地名大系 「雁代村」の解説

雁代村
がんじろむら

[現在地名]福田町豊浜とよはま

大島おおじま村の東、浅羽あさば大囲堤の外側に位置した。天正一九年(一五九一)六月一九日の稲葉貞通安堵状(経聞坊文書)に「がんしろ」とみえ、東学坊より訴えのあった当地を含む遠州の檀那一三ヵ所が、長滝ちようりゆう(現岐阜県白鳥町)中坊に安堵されている。正保郷帳に村名がみえ、幕府領。田方一七石余・畑方二二石余、竜雲りゆううん寺領一石。元禄郷帳によれば高一三四石余。元禄一二年(一六九九)の青山忠重領知目録、国立史料館本元禄郷帳では浜松藩領、享保郷村高帳・旧高旧領取調帳によると掛川藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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