雁の涙(読み)かりのなみだ

精選版 日本国語大辞典 「雁の涙」の意味・読み・例文・類語

かり【雁】 の 涙(なみだ)

露を、雁が流した涙と見たてていうことば。多く歌語として用いられる。かりがねの涙。《季・秋》
古今(905‐914)秋上・二二一「なきわたるかりの涙やおちつらん物思ふやどのはぎのうへの露〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報