随原村(読み)ずいはらむら

日本歴史地名大系 「随原村」の解説

随原村
ずいはらむら

[現在地名]糸貫町随原

早野ときの村の北に位置し、根尾ねお川と糸貫川に挟まれた緩傾扇状地平野に立地。慶長郷帳に「すい原村」とみえ、高七四四石余。元和二年(一六一六)の村高領知改帳では杉原村とあり、西尾嘉教(揖斐藩)領。同九年西尾氏断絶後は幕府領、寛永八年(一六三一)より旗本岡田領となる。同一二年枝村の有里ありさと村が分村して大垣藩領となった。同一七年の内検帳(徳川林政史研究所蔵)によると屋敷地高一五石余・反別一町二反余、高持二五軒。正保郷帳では田二八八石余・畑九三石余。用水真桑まくわ用水真桑井組に属し随原口で取水

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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