隅赤・角赤(読み)すみあか

精選版 日本国語大辞典 「隅赤・角赤」の意味・読み・例文・類語

すみ‐あか【隅赤・角赤】

〘名〙 箱の形式の一つ。蓋と身の口縁から四隅にかけて、隅金物に象(かたど)って朱漆を塗り、他の部分は黒漆塗に蒔絵などをほどこしたもの。この部分には多く粗い目の布を貼るが、木地に直接朱漆を塗ったものもある。室町時代にあらわれ、桃山時代以降に手箱沈箱などに用いられた。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android