阿闍羅山(読み)あじやらやま

日本歴史地名大系 「阿闍羅山」の解説

阿闍羅山
あじやらやま

大鰐おおわに山地北東部、大鰐町碇ヶ関いかりがせき村の境に位置し、標高七〇九・一メートル。

「津軽歴代記類」によれば、寛文三年(一六六三)一一月「大鰐へ御湯治、蔵立並阿闍羅山へ度々御鷹野にて、御軍法御習し被成候」とみえ、四代藩主津軽信政が鷹狩とともに軍事操練を行っている。「アチャラ」とは不動明王の梵名で、現碇ヶ関国上こくじよう寺の不動明王はもとこの山上に祀られていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の阿闍羅山の言及

【大鰐[町]】より

…泉温72~79℃のセッコウ泉で,泉源が1ヵ所に統一され,町が管理している。温泉街の背後にある阿闍羅(あじやら)山(709m)はスキー場として知られ,全国的な大会もしばしば開かれている。また,同山の平頂部にはゴルフ場があり,ラグビー場その他の運動施設が整備されている。…

※「阿闍羅山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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