デジタル大辞泉
「阿波座烏」の意味・読み・例文・類語
あわざ‐がらす〔あはザ‐〕【×阿▽波座×烏】
大坂新町遊郭をひやかして歩く客。カラスの鳴き声「かおかお」を「買お買お」とひやかし歩く客にとりなしたもの。
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あわざ‐がらす あはザ‥【阿波座烏】
〘名〙
① 大坂新町遊郭の素見(ひやかし)客。烏の「かおかお」という鳴き声を「買お買お」とひやかし歩く素見客にとりなしたもの。
※
随筆・皇都午睡(1850)初「阿波座烏は銭も持たずと新町へうせて買々となくとの
俗謡より発る」
② 大坂難波にあった阿波座という
人形芝居の常連客で、顔をきかせて無料で出入りできた人々の
あだ名(燕居雑話(1837))。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報