阿彌陀胸割(読み)あみだのむねわり

精選版 日本国語大辞典 「阿彌陀胸割」の意味・読み・例文・類語

あみだのむねわり【阿彌陀胸割】

古浄瑠璃最古の作品の一つ。本地物。六段。慶長一九年(一六一四上演記録があるが、現存最古の正本は慶安四年(一六五一)刊。天竺(てんじく)長者の娘が、他人難病を治すため、自分の生肝(いきぎも)を捧げようとすると、阿彌陀が身替わりになって胸から血が流れていたという筋。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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