阿仏房村(読み)あぶつぼうむら

日本歴史地名大系 「阿仏房村」の解説

阿仏房村
あぶつぼうむら

[現在地名]真野町阿仏房

国仲くになか平野西部、平地帯に面した竹田たけだ台地の先端部の一画にある。古くは竹田村のうちであったが、元禄七年(一六九四)検地の際、阿仏房妙宣みようせん寺およびその寺家四坊・門前五戸の土地を中心に独立した。同年の検地帳(中川栄吉氏蔵)によると、耕地はすべて妙宣寺が名請しており、田地のみ一町三反余で、地字細田・ほり田・畑田・高田新田・御堂屋敷・本屋敷にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android