闕巡・闕順(読み)けちずん

精選版 日本国語大辞典 「闕巡・闕順」の意味・読み・例文・類語

けち‐ずん【闕巡・闕順】

〘名〙 朝廷宴会などで、杯を順次回し飲みし、遅刻者には罰として杯の回った回数だけ飲ませること。けちず。
西宮記(969頃)九「大夫云 不闕巡、故何者闕巡、是可来而為不来之人、満其巡也」

けち‐ず【闕巡・闕順】

〘名〙 (「けちずん」の撥音「ん」の無表記) =けちずん(闕巡)
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「例ありとて、けちず、三度ばかり参り給ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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