関破(読み)せきやぶり

精選版 日本国語大辞典 「関破」の意味・読み・例文・類語

せき‐やぶり【関破】

〘名〙
※俳諧・犬子集(1633)二「暮て行春や霞の関やぶり〈休音〉」
遊女が郭(くるわ)から逃げ出すこと。郭の大門には監視番人がいるところから関所に見立てていう。
歌舞伎・傾城暁の鐘(1708)中「関破(せきやぶ)りぢゃ程に、是非に一先づ廓へ戻りゃれと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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