関助馬場(読み)せきすけばば

日本歴史地名大系 「関助馬場」の解説

関助馬場
せきすけばば

[現在地名]金沢市東山三丁目

馬場一―四番丁の西端に接し、南から南西橋爪はしづめ町・下博労しもばくろう町。浅野川馬場とも称した(加能郷土辞彙)。東西一六間一尺・南北一七〇間五尺五寸(延宝町絵図)。佐賀関助が荒廃していた馬場を再興したのでこの名がついたといい、松平三代家譜に前田利常駿馬を好んでここを訪れたとあるが(加能郷土辞彙)、「改作所旧記」によれば馬場の砂入れの入札が寛文四年(一六六四)に行われていることからこの頃の成立であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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