開敷(読み)かいふ

精選版 日本国語大辞典 「開敷」の意味・読み・例文・類語

かい‐ふ【開敷】

〘名〙
一面に花が咲いていること。
※本朝文粋(1060頃)一四・為二品長公主四十九日御願文〈慶滋保胤〉「若住蹔含之花色。常楽風吹、忽令開敷
私聚百因縁集(1257)五「賢者花を遶(めぐ)る三匝(さう)するに、花便(すなは)ち開敷(かいフ)す」 〔元稹‐与楊李早入永寿寺看牡丹詩〕
② 教えを説き広めること。
菅家後集(903頃)叙意一百韻「皎潔空観月、開敷妙法蓮」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android