長追村(読み)ながおいむら

日本歴史地名大系 「長追村」の解説

長追村
ながおいむら

[現在地名]古座川町長追

大川おおかわ村の北西方にあり、古座川の西岸より佐本さもと川に沿って集落が散在する。「続風土記」によれば慶長検地高目録にみえる佐本村(現西牟婁郡すさみ町)の一部で、慶安年間(一六四八―五二)以降、佐本村から分村したという。村名は大永将軍だいえいしようぐん(現武内神社)蔵の承応三年(一六五四)の棟札に「長うい」とみえるのが早く、「続風土記」には田畑高四〇石余、家数二八、人数一一一とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android