長平村(読み)ながだいむら

日本歴史地名大系 「長平村」の解説

長平村
ながだいむら

[現在地名]鰺ヶ沢町長平町

岩木山北麓、標高二五〇メートルに開かれた孤村北東立石たていし村へ通じる。

寛文三年(一六六三)に開かれたといい、国日記同年四月一二日条に「中村小知行太郎左衛門申上候ハ長平之内内高□十石所御蔵派に仕立申度候南は徳明川切西ハつぶらした切北ハ大館切東成沢切ニ御座候間被仰付被下度由書付を以申上候ニ付右之通随分端立年期之儀を御蔵派並ニ可申付候先年斗可入仕銀百匁懸させ可申由申付候」とある。貞享四年(一六八七)検地帳によれば、村高三五・五六五石、うち田方二四・八一一石、畑方一〇・七五四石とある。元禄三年(一六九〇)には赤石組に属し、村位は下とある(平山日記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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