長嶺新田(読み)ながみねしんでん

日本歴史地名大系 「長嶺新田」の解説

長嶺新田
ながみねしんでん

[現在地名]新潟市長嶺町・蒲原かんばら町・花園はなぞの二丁目・明石あかし一―二丁目・沼垂東ぬつたりひがし三―六丁目・竜が島りゆうがしま一―二丁目

蒲原村のほぼ南方に位置するが村域は変遷している。延宝八年(一六八〇)の沼垂新潟立会絵図(「新潟市史」所載)ではくり(現栗ノ木川)の両岸沿いに村名が記される。貞享元年(一六八四)沼垂町の移転により、当村域は左岸側だけになる。また川欠けで分散していた蒲原村住民が元禄三年(一六九〇)当村地続きに移転(合併町村の歴史)。延享四年(一七四七)の沼垂新潟増減立会絵図(「新潟市史」所載)では栗ノ木堀から離れ、古信濃川の右岸沿いにある。正保国絵図に高一〇二石余。寛文七年(一六六七)と思われる御領内見分之書付(貴船家文書)では一九軒・一一九人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報