長尺(読み)ちょうしゃく

精選版 日本国語大辞典 「長尺」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐しゃく チャウ‥【長尺】

〘名〙 (「ちょうじゃく」とも) 映画フィルムが、ふつうより長いこと。また、そのフィルム。
※珍太郎日記(1921)〈佐々木邦〉六「此寸暇なるものが昼から夜の十一時頃に亙るのだから、活動写真ではないが頗る長尺(チャウシャク)だ」

なが‐じゃく【長尺】

〘名〙 物差しの一つ。曲尺(かねじゃく)の一尺一寸五分を一尺とするものという。長差し。
多聞院日記‐天文一二年(1543)四月二九日「へんさん長尺に五丈を、三百七十五文に買て、はりかへ遣了」

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デジタル大辞泉 「長尺」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐しゃく〔チヤウ‐〕【長尺】

《「ちょうじゃく」とも》普通より長いこと。特に、映画のフィルムにいう。「長尺物の映画」

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