鐺咎(読み)こじりとがめ

精選版 日本国語大辞典 「鐺咎」の意味・読み・例文・類語

こじり‐とがめ【鐺咎】

〘名〙 武士往来などで行き違うとき、刀のこじりに触れたのを無礼であるとして、相手をとがめること。さやあて。こじりあて。転じて、小さな事柄をいちいちとがめだてすること。
※俳諧・鷹筑波(1638)一「こじりとがめのけんく出来たり 若衆りんきや酒のゑひ心ち〈宗朋〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android