鐺を取る(読み)こじりをとる

精選版 日本国語大辞典 「鐺を取る」の意味・読み・例文・類語

こじり【鐺】 を 取(と)

① 刀のさやの末端部分をつかむ。
歌舞伎幼稚子敵討(1753)二「主税、官蔵がこじりを取て、おさらばとお町向ふへ静に這入る」
他人のことばじりをとる。
物事の末に達する。区切り目にとどく。
※鱧の皮(1914)〈上司小剣〉五「もう四五年で七十の鐺(コジリ)を取らうとする年の割には」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android