鎖龕(読み)サガン

デジタル大辞泉 「鎖龕」の意味・読み・例文・類語

さ‐がん【鎖×龕】

葬式の際、遺体を納めた棺のふたをすること。
厨子ずしの戸を閉めること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎖龕」の意味・読み・例文・類語

さ‐がん【鎖龕】

〘名〙 仏語
① (「龕」は棺のこと) 遺骸を納めて、棺の蓋を閉じること。そがん。
空華日用工夫略集‐永徳二年(1382)六月一五日「於正覚寺而荼毘矣〈略〉鎖龕清渓、起龕蘭州
厨子の戸を閉じること。

そ‐がん【鎖龕】

〘名〙 仏語。遺骸を納めて棺の蓋を閉じること。さがん
太平記(14C後)三三「等持院に葬し奉る。鎖龕(ソガン)天龍寺の龍山和尚、起龕(きがん)南禅寺の平田和尚」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android