銘村(読み)めいむら

日本歴史地名大系 「銘村」の解説

銘村
めいむら

[現在地名]豊玉町銘

つな浦の北にあり、沖に綱島こうノ島が横たわり、風波を避ける地形を呈する。永禄六年(一五六三)一一月一七日の宗義調宛行状(仁位郷判物写)に「めいのはる」「茶えんめい之内二坪」とみえ、「ねうさき」「おうちかさへ」などとともに島二郎左衛門尉に給分として与えられ、また人・船の売口買口の公事が免じられている。天正九年(一五八一)にも同様に宛行われた(同年二月七日「宗昭景宛行状」同判物写)。「郡方毎日記」寛永一五年(一六三八)条に「めい」とみえ、正保二年(一六四五)の「銘村」の物成は麦六斗余(二郡村々物成)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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