鉄砲責(読み)てっぽうぜめ

精選版 日本国語大辞典 「鉄砲責」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐ぜめ テッパウ‥【鉄砲責】

〘名〙 罪状を自白させるため、背中に熱した鉛を流しこんだりして責めること。また、その拷問鉄砲
洒落本・太平楽巻物(1782)「よるひるわかたぬてっぽふぜめのくるしみ」
歌舞伎・藤川船𦪌話(1826)四立「この身は矢がら責め、鉄砲責(テッパウゼ)めのその上に」
[補注]洒落本例は、鉄砲店での勤めの苦しみをたとえたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android