精選版 日本国語大辞典 「釣合」の意味・読み・例文・類語
つり‐あい ‥あひ【釣合】
〘名〙
※虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初)「何とぞ今一つ、これ程の物がござったならば、釣合がよう御座らうが」
② 転じて、綱渡りのように均衡を保ってやっとのことで倒れないでいること。
つり‐あ・う ‥あふ【釣合】
〘自ワ五(ハ四)〙
① 二つ以上の事物の重さ・量などが平均を保つ。平衡を保つ。持ち合う。
※虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初)「とかくうしろの俵に釣合ぬ品で御ざるに依て、何共持にくう御ざる」
② 程度が、他のある物事と同じくらいで、あい応じている。相応する。調和する。似合う。
※教訓抄(1233)三「此舞四十八拍子を、桃李花六帖四十八拍子、同員たるによってつり合也」
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