金馬代(読み)きんばだい

精選版 日本国語大辞典 「金馬代」の意味・読み・例文・類語

きんば‐だい【金馬代】

〘名〙 年礼賀儀などの折、生馬を進献するかわりに金をもってすること。おもに江戸時代大名旗本から幕府へ、幕府から禁裏への献上に用いられ、黄金十両、すなわち大判一枚をもって標準とされ、その多寡により大名の格式が表わされることもあった。
※俳諧・当世男(1676)春「江戸の春や光をかざる金馬代〈重治〉」

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