金出村(読み)かないでむら

日本歴史地名大系 「金出村」の解説

金出村
かないでむら

[現在地名]篠栗町金出

金堰手村(続風土記)・金井手村(続風土記附録)とも書く。慶長一一年(一六〇六)九月二一日の禁制(黒田文書)には「カナイテ山」とある。若杉わかすぎ山の北に位置し、南西から東は篠栗村多々良たたら川上流域にあたる。

弘安九年(一二八六)閏一二月二八日の蒙古合戦并岩門合戦勲功地配分注文(比志島文書/鎌倉遺文二一)によれば、渋谷河内権守重郷法師に木工助三郎入道道念跡の「今井手地頭職」が宛行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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