野里寺町(読み)のざとてらまち

日本歴史地名大系 「野里寺町」の解説

野里寺町
のざとてらまち

[現在地名]姫路市野里寺町

姫路城の北東に位置する町人町。生野いくの街道(但馬街道)に沿った南北の町筋。上寺かみてら町・下寺町に対する町名で単に寺町とも称した。曼陀羅寺があったことによるという(大正八年刊「姫路市史」)。慶長六年(一六〇一)の町割以前に町場化が進んでいた。天正一五年(一五八七)一〇月二七日の木下家定年貢米割付状(芥田文書)に「八代帳はつれ川間町之事 但どゞそのみそをきり寺町ノうらまて」と町名がみえ、慶長六年の裏書がある野里村古地図に「野里ノ内てら町」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android