野球拳(読み)ヤキュウケン

デジタル大辞泉 「野球拳」の意味・読み・例文・類語

やきゅう‐けん〔ヤキウ‐〕【野球拳】

二人が相対し、野球投手打者走者身振りをし、歌をうたいながらじゃんけんをして、負けたほうが着衣を1枚ずつ脱いでいく酒席の遊び。藤八拳をもじったもの。

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精選版 日本国語大辞典 「野球拳」の意味・読み・例文・類語

やきゅう‐けん ヤキウ‥【野球拳】

〘名〙 藤八拳(とうはちけん)をもじった遊戯。二人が相対し、野球の投手、打者、走者の身振りをしながらじゃんけんをして負けた者が着衣を一枚ずつ脱いでいくもの。

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世界大百科事典(旧版)内の野球拳の言及

【拳】より

…狐拳に準じ,三すくみを母親,和藤内(わとうない),トラの3種で行うのが虎拳で《国性爺合戦》を主題としたもの,カエル,ヘビ,ナメクジの3種で行うのが虫拳,石,紙,はさみの三すくみで行うのが石拳,俗にいう〈じゃんけん〉である。 この他に数拳と虫拳を複合させた交(まぜ)拳や,歌に合わせてこっけいな動作をして,最後のところで拳をするまくら拳,軍人拳,幕の内拳などがあり,近年の野球拳もその一種である。拳戯は当初,姿勢を正しくしてきわめて厳格に打たれたといわれるが,一般に広がるにつれて,立って行ったりこっけいな身ぶり手ぶりが入ったりして形が乱れていった。…

※「野球拳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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