デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野沢錦糸(5代)」の解説 野沢錦糸(5代) のざわ-きんし 1957- 昭和後期-平成時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。昭和32年6月11日生まれ。国立劇場文楽研修生をへて,昭和53年4代野沢錦糸の門にはいり,野沢錦彌を名乗る。同年「生写朝顔話」で初舞台。平成元年,4代野沢錦糸の死去で5代鶴沢燕三預かりとなる。8年より7代竹本住大夫の三味線をつとめる。10年芸術選奨文部大臣新人賞,同年5代野沢錦糸を襲名。23年「妹背山婦女庭訓」で芸術選奨文部科学大臣賞。同年,長年の研鑽と埋もれた古曲の復活に成果をあげた業績にたいし芸術院賞。26年国立劇場文楽賞文楽大賞。東京都出身。北高卒。本名は髙次郁(たかつぎ-いく)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例