酢酸カリウム(読み)さくさんカリウム

精選版 日本国語大辞典 「酢酸カリウム」の意味・読み・例文・類語

さくさん‐カリウム【酢酸カリウム】

〘名〙 (カリウムKalium) カリウムの酢酸塩。化学式 CH3COOK 無色結晶または粉末酢酸水酸化カリウム炭酸カリウムで中和してつくる。利尿剤脱水剤、分析試薬などに用いられる。酢剥(さくぼつ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

化学辞典 第2版 「酢酸カリウム」の解説

酢酸カリウム
サクサンカリウム
potassium acetate

CH3COOK(98.14).酢酸を水酸化カリウムまたは炭酸カリウムで中和すると得られる.無色の結晶.融点292 ℃.密度1.57 g cm-3.潮解性で,水にきわめて易溶,エタノール,メタノールに可溶,アセトン,エーテルに不溶.脱水剤,分析試薬,有機合成原料,クリスタルガラス製造,媒染剤医薬品(利尿剤)に用いられる.[CAS 127-08-02]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android