酔覚(読み)えいざめ

精選版 日本国語大辞典 「酔覚」の意味・読み・例文・類語

えい‐ざめ ゑひ‥【酔覚】

〘名〙 (「えいさめ」とも)
① 酒の酔いがなくなること。また、その時。よいざめ。
評判記難波物語(1655)「ものごしは、朱阿彌が、酔(エヒ)さめのあかつき声に似たり」
② 酒に酔ってひと眠りした後に目の覚めること。また、その時。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四「今に酔(ヱヒ)ざめで目をあくとお酌のことを思ひ出して」

えい‐ざまし ゑひ‥【酔覚】

〘名〙 (「えいさまし」とも) 酒の酔いをさますこと。また、酔いをさまさせるもの。よいざまし。
浮世草子好色一代男(1682)五「酔覚(エイサマ)しに千年川といふ香炉に、厚割の一木を焼(たき)てきかせけるに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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