酒蔵村(読み)しゆぞうむら

日本歴史地名大系 「酒蔵村」の解説

酒蔵村
しゆぞうむら

[現在地名]東金市酒蔵

じり村の北西に位置する。台地上の空堀に囲まれた約一・四町歩の地は中世の酒蔵城跡で、東金酒井氏の家臣古川(布留川)氏の築城と伝える。同氏は天正一八年(一五九〇)以降当地に土着し、従者・被官とともに豪族屋敷村を形成して江戸中期に至るまで豪農経営を展開している(布留川家文書など)。慶長一九年(一六一四)の東金御成街道作帳にみえる「すそふ村」(勤高三五〇石)が当村と思われ、六町三〇間を負担している。寛文八年(一六六八)の鷹場五郷組合帳では滝沢組に属し、旗本森川領一〇〇石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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