酒巻古墳群(読み)さかまきこふんぐん

日本歴史地名大系 「酒巻古墳群」の解説

酒巻古墳群
さかまきこふんぐん

[現在地名]行田市酒巻

利根川右岸、標高二〇メートルの水田地帯に分布する。地形的には館林台地が沖積低地下に埋没した加須かぞ低地に立地している。関東造盆地運動による永続的な地盤沈降現象により、古墳の墳丘自体が沈下し、利根川の氾濫土によりついには墳丘の大部分が埋没してしまった、特異な現象のみられる地域である。こうした古墳の埋没現象は利根川右岸の羽生はにゆう市・加須市方面に連続している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android