邇保姫神社(読み)にほひめじんじや

日本歴史地名大系 「邇保姫神社」の解説

邇保姫神社
にほひめじんじや

[現在地名]南区西本浦町

黄金おうごん山から北に延びる丘陵北端、標高約二五メートルの丘に鎮座祭神は神功皇后など八神であるが、社名ともなっている邇保姫は含まれない。旧村社。社伝によると、神功皇后が三韓出兵の帰途白羽の矢を放ったところ、当社鎮座地(皇后山と称したという)に当たり、この矢を祀って仁保にほ島の鎮守にしたといい、「播磨国風土記」逸文にも神功皇后と爾保都比売命にまつわる類似の話がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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