遠浪(読み)えんろう

精選版 日本国語大辞典 「遠浪」の意味・読み・例文・類語

えん‐ろう ヱンラウ【遠浪】

〘名〙
遠方のなみ。〔落葉集(1598)〕〔許棠‐曲江三月三日詩〕
茶の湯のたぎる音をいう。
※波形本狂言・飛越新発意(室町末‐近世初)「遠浪(ヱンロウ)とはとおい浪の音のやうに湯が涌(に)へまする」

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