道志(村)(読み)どうし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「道志(村)」の意味・わかりやすい解説

道志(村)
どうし

山梨県南東部、南都留郡(みなみつるぐん)にある村。丹沢(たんざわ)山地の北側を流れる相模(さがみ)川の支流道志川の渓谷に沿い約27キロメートルにわたって集落の点在する山村で、「道志七里」とよばれている。この道志川市沿いに国道413号線が通じている。村の94%は山林で、耕地は1%にすぎず、山林の約40%は横浜市の水源涵養林(かんようりん)になっている。かつては林業、とくに製炭が盛んであったが、近年農業と、村に進出した電子部品工場に従事している人が多い。観光にも力が入れられ、釣り客も多く、1967年(昭和42)には道志渓谷民宿夏季学生村が開設された。面積79.68平方キロメートル、人口1607(2020)。

横田忠夫


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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