通住(読み)かよいすむ

精選版 日本国語大辞典 「通住」の意味・読み・例文・類語

かよい‐す・む かよひ‥【通住】

〘自マ四〙
① そこに行って住む。
源氏(1001‐14頃)若菜上「聖だち、この世離れ顔にもあらぬものから下の心は、みなあらぬ世にかよひすみにたるとこそみえしか」
② 男が、女のもとに行き、夫婦生活をする。
※後撰(951‐953頃)恋一・五四七・詞書「をとこの、ここかしこにかよひすむ所おほくて、つねにしもとはざりければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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