通がる(読み)ツウガル

デジタル大辞泉 「通がる」の意味・読み・例文・類語

つう‐が・る【通がる】

[動ラ五(四)]通人らしく振る舞う。通人ぶる。通ぶる。
「物知り振った、又―・った陋悪ろうあく分子」〈漱石・長谷川君と余〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「通がる」の意味・読み・例文・類語

つう‐が・る【通がる】

〘自ラ五(四)〙 (「がる」は接尾語) 盛んに通人ぶってふるまう。通人だと自分で思っている気持言動に表わす。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文二上「おれのあそびかたはどうだのかうだのと通(ツウ)がってゐるンざんすが」

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