精選版 日本国語大辞典 「這纏」の意味・読み・例文・類語
はい‐まつわ・る はひまつはる【這纏】
[1] 〘自ラ下二〙 はいのびてからみつく。植物などがはうようにしてまつわりつく。
[2] 〘自ラ四〙 (一)に同じ。
※河内本源氏(1001‐14頃)夕顔「むねむねしからぬ軒のつまごとにはいまつはれるを」
はい‐まと・う はひまとふ【這纏】
〘自ハ四〙 はいのびてからみつく。つる草などがまきつく。
※謡曲・定家(1470頃)「定家の執心葛(かづら)となって、おん墓に這ひ纏ひて」
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