透間数・隙間数(読み)すきまかぞえ

精選版 日本国語大辞典 「透間数・隙間数」の意味・読み・例文・類語

すきま‐かぞえ ‥かぞへ【透間数・隙間数】

〘名〙
① よろいやかぶとを着けた、そのすきまを射るのがうまいこと。また、その人。
※俳諧・紅梅千句(1655)七「ひわり戸の透間(スキマ)かぞへや月の弓〈季吟〉 鑓のさきより鋒(とが)秋風〈正章〉」
② すきをねらうこと。油断弱点に乗ずること。また、それに長じた者。
甲陽軍鑑(17C初)品五五「此家康透間(スキマ)かぞへなる大将にて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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