逆髪祭(読み)サカガミマツリ

デジタル大辞泉 「逆髪祭」の意味・読み・例文・類語

さかがみ‐まつり【逆髪祭】

陰暦9月24日、滋賀県大津市逢坂蝉丸せみまる神社(関明神)で行われる祭礼。逢坂にあるから坂神の意であるが、古くから蝉丸の髪が逆立って生えていたという伝説があって、逆髪の名が生じた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逆髪祭」の意味・読み・例文・類語

さかがみ‐まつり【逆髪祭】

〘名〙 陰暦九月二四日、近江国逢坂山(滋賀県大津市清水町)にある蝉丸神社で行なわれる祭礼。坂神である関の明神をまつるところからの名。俗に、蝉丸が逢坂山に捨てられ、乱心したその姉が髪を逆立ててさまよった所といわれ、謡曲「蝉丸」の題材となっている。関の明神祭。《季・秋》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android