逆手を打つ(読み)さかてをうつ

精選版 日本国語大辞典 「逆手を打つ」の意味・読み・例文・類語

さかて【逆手】 を 打(う)

古代、人をのろうときや凶事のときに、ふつうとはちがった手の打ち方をする。
伊勢物語(10C前)九六「かのをとこは、あまのさかてをうちてなむのろひ居るなる」
水中にもぐるとき、さかさまになって、手で水を切り、進んで行く。さかてを切る。
浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状「余所にみるめをかづきするあまもさか手を打休み」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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