逆従谷(読み)ぎゃくじゅうこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「逆従谷」の意味・わかりやすい解説

逆従谷
ぎゃくじゅうこく

地表面の一般的な傾斜方向と逆の方向に流れる川、すなわち逆従河川によってつくられる谷。ドーム状の山地やケスタ地形の表層を構成する地層侵食を受けて、一般的な最大傾斜方向とは反対方向の斜面が露出した場合に、その斜面上を開析してできる。必従谷に比べて斜面の長さも短く、逆従河川の長さも短い

[髙山茂美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android