逆剃(読み)さかずり

精選版 日本国語大辞典 「逆剃」の意味・読み・例文・類語

さか‐ずり【逆剃】

落語梅見の薬鑵(1893)〈三代目三遊亭円遊〉「始めっから逆剃(サカズリ)を為(す)るのは驚いたネヘ」

さか‐ぞり【逆剃】

〘名〙 毛の生えている方向にさからって剃ること。かみそりの刃を上に向けて剃ること。さかずり。
※天理本狂言・忠喜(室町末‐近世初)「またかみそりをとりのべて、まへをうしろ、うしろを前へ、さかそりしてはなのさきおぞそひだりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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