返・遍(読み)へん

精選版 日本国語大辞典 「返・遍」の意味・読み・例文・類語

へん【返・遍】

[1] 〘名〙
動作作用が一わたりすること。かえり。たび。度。回。
延喜式(927)四九「梓弓一張〈略〉塗漆三遍、毎遍乾二日」
② (返) 「へんじ(返事)」「へんしん(返信)」の略。
[2] 〘接尾〙 (上に来る語によっては「ぺん」「べん」となる) 動作、作用の回数を数えるのに用いる。かえり。度。回。
※延喜式(927)四九「梓弓一張〈略〉塗漆三遍」
平家(13C前)二「これをとって二三返(べん)をし返しをし返しよみきかせ」 〔魏志注‐賈逵伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android