農道空港計画(読み)のうどうくうこうけいかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「農道空港計画」の意味・わかりやすい解説

農道空港計画
のうどうくうこうけいかく

農道拡幅整備して小型機が離着陸できる滑走路を作り,地域農業を活性化しようという農林水産省計画。生鮮野菜などの農産物空輸はもちろん,薬剤散布や施肥などの農作業の改善を目的とする。全国十数ヵ所の地区を対象に調査・研究が進められており,そのうち岡山県笠岡地区と大分県豊肥地区は 1990年に工事が着工され,91年の秋に完成した。農産物は 5tクラスの小型機やヘリコプタ農道空港から近接の公共航空に空輸される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android