農節(読み)のうせつ

精選版 日本国語大辞典 「農節」の意味・読み・例文・類語

のう‐せつ【農節】

〘名〙 春の終わりから秋の初めにかけての、農作上で一番大切な時期。稲を植え、それを刈り取る間の期間。《季・夏》
将門記(940頃か)「藤原玄明は、素より国の乱人なり、民の毒害たるなり、農節に望みては則ち町満の歩数を貪り、官物に至りては束把の弁済なし」 〔謝朓‐在郡臥病呈沈尚書詩〕
[補注]「色葉字類抄」に「農節 ノウセチ」とある。

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普及版 字通 「農節」の読み・字形・画数・意味

【農節】のうせつ

農時

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